施餓鬼

施餓鬼とは7月から8月のお盆の時期に行われる法会で
亡くなった方々の魂をご供養する際、餓鬼道に落ちてしまった魂も一緒にご供養する法会です

私の所属する横浜のお寺一帯では7月から8月のお盆までそれぞれ順番に「施餓鬼法会」が行われます

施餓鬼はお盆の重要な法会としてとても盛大に行われています

ここで「餓鬼道」について考えてみましょう

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【餓鬼道】

餓鬼道は餓鬼の世界である。
餓鬼は腹が膨れた姿の鬼で、
食べ物を口に入れようとすると
火となってしまい餓えと渇きに悩まされる

Wikipedia「六道」より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E9%81%93

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餓鬼道はもしかしたら、生きている私達の身近にもあるかもしれません

食べ物だけでなく

私達は自分の理想の願望を叶えるために必死で
小さな幸せが近くにあったとしても
自分の理想にあてはまらないと満足しません

理想どおりの事が手に入るまで満足することを知らない…

強すぎる向上心は時にいつしか餓鬼道に向かわせているかもしれません

せっかく手に入れた望みも、時にはそのエネルギーの強さゆえ
手に入れようとすると
火となってしまい心の餓えと渇きに悩まされる事が多々あります

向上心
願望
願い
決心
信念

その一見前向きな言葉の根底に
もし「虚栄」「自我」「自己満足」があったとしたら…


時には静かに本当の自分の心と向き合ってみるのも良いかも知れませんね



己の魂を餓鬼道に向かわせない

お盆を迎える時に、ご先祖の魂を供養すると共に
自分の魂も是非供養してみてください